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警備のお仕事ブログ

50過ぎて警備のお仕事を始めてみる。

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警備員 今昔物語

実は私50過ぎて警備の仕事を始めたのですが、
若いときに(今から20年以上前)警備員を短期間ではありますが
やっていたことがあります。


今でも名前がカタカナになって存続している警備会社ですが、
とにかく「厳しかった」ですね。
体育会系と言いますか、、、。


警備員になるには、まず最初に4日間の法定の「新任研修」を受けるのですが、
当時はこの研修で脱落する人が結構多かったです。


詳しく説明すると会社が特定されると思いますが、
もう時効だと思いますので、思い切って書いてみます。


警備員は採用時に「新任研修」、採用後にも半年に一回づつ「現任研修」を
受けなければならないのですが、
内容的にはどちらも似たようなもので、「警備員として必要な知識や心得」を学ぶのですが、座学だけでなく基本的な動作などの実技なども含まれます。


整列や挨拶の仕方などがあるのですが、昔は結構厳しかったです。
「右向け右」とか「回れ右」などの基本動作があるのですが、
全員ができるまで延々とやらされたりするのが当時は普通でした。


要領の悪い人はやっぱりいるもので、あまりにひどいと
「手が出る」「足が出る」なんて普通にやってました。(今なら大事でしょうが)


そんな訳で、せっかく警備員になろうとして「新任研修」を受けに来たのに、
研修のきつさに途中で来なくなってしまう人が結構いたという話です。



私が実際にもの凄い状況を目の当たりにしたのは、新任研修ではなく、現任研修のときでした。


たしか、社是の唱和をするシーンだったと思うのですが、
私達一般の警備員が主でしたが、正規社員の幹部達も数名参加しており、
当時の「お偉いさん」(たしか営業本部長とかいう肩書だったような)が司会進行役で号令を掛けました。


ただの「社是をみんなで唱和する」だったのですが、
そのときにどこかの営業所の営業課長の人が間違えてしまったのです。


営業本部長大激怒!
「お前 もうクビ!さっさと帰れ!!」
泣きながら課長さんは退室していきました。
僕らはみんな目が点になっておりました。その後、その課長さんがどうなったか怖くて聞けませんでした。



現在でも体育会系のノリは続いているようで、今でもあの会社の警備員を見るたびに
「大変だろうなあ」と思いますが、一種のリスペクトを今でもしております。


何度か同じ現場で仕事をしたりすることがあるのですが、皆さんやはりしっかりされております。


道路工事関係の警備会社ではたぶんトップだと思います。


現在私が所属している会社も、ここの警備会社出身が結構います。(社長自身がそうだし)
他の社員と異なり、この警備会社出身者は自分に厳しいというか、雰囲気がどこか違います。修羅場をくぐったというのは言い過ぎかもしれませんが、DNAは確実に存続しているような気がします。















警備員の仕事ってなに?

警備と言っても、実はいろいろあるのですが、
一般的に普通に募集が多いのが
交通誘導を主とする警備です。


道路工事などで片側を工事するために
片側交互通行の誘導をしたり、
一時的に通行止めになる道路の案内をしたり、、、、。


工事現場などで工事車両が出入りする場合に、
一般車両や歩行者を保護するために配置されたりする場合もあります。


はっきり言えば、「警備」というより
「交通誘導員」です。


いわゆる警備員というお仕事で、実際の半分以上は
この「交通誘導」じゃないかなと思います。


警備業というのは警備業法上おおまかに四種類に分類されるのですが、
一番多いのが、こうした「交通誘導」を主としたものです。
その次に多いのが「施設警備」でしょうか。
現金輸送やボディガードなどの警備業務はかなりレアというか
ほぼ専門化していて、専門化した専用の警備会社に入らないと
経験することはまずないと思われます。



私の個人的経験では、交通誘導と施設警備が半々という感じでしょうか。


これは、所属する会社によって大きく変わると思います。
交通誘導が主な警備会社でも場所によっては施設警備が多い地域があったり、
その逆の場合もあります。


私が今まで所属していた警備会社でも、道路工事関係の警備の仕事がほとんどの場合だったり、逆に工事関係が全然なくて施設警備ばかりという場合もありました。


細かい話ですが、工事関係でも、道路工事、建築工事、ケーブル工事、ガス工事、
上下水工事、などなど種種雑多で、同じ警備会社でも営業所によっては
主とする工事が全然違ったりする場合が多いです。



同じ警備という職業でも、勤務する場所によっては
実際にやる業務が全然違います。


ですから、施設警備がやりたい人は、工事主体の警備会社は避けるべきですし、
その逆もしかり。


安易に警備員募集に飛びつくよりも、実際にどんな警備の仕事が多いのか
確認するべきだと思います。


私は、今まで 施設警備と交通誘導が主な雑踏警備の2つをちょうど同じぐらい経験してきましたが、それぞれに一長一短があります。


施設警備:基本的に勤務時間は固定。勤務場所も固定。施設の中が主な勤務場所なので
雨風にさらされるような事はないし、休憩も適時あるので体力的には楽。


雑踏警備:重機の搬入などの場合、「搬入搬出が終われば帰っていいよ」的な状況で「早上がり」できる可能性多し。工事現場が多いので、基本雨風対策は必要。
幹線道路などでも「片側交互通行」などの場合は、トイレ休憩すらできない場合も。
警備って本当に非人間的な仕事だと痛感することが多いです。